今回は、私の転職経験から得た気づきをシェアしたいと思います。
自己紹介でもお話しましたが、私はこれまでに3回転職し、現在は4つ目の会社で働いています。今の会社では在籍8年目になり、大学卒業以来最も長く勤めています。最初の会社では3年弱、2つ目の会社では1年半、3つ目の会社では2年半ほど働いたので、それまでの転職は短期間でした。
そんな経験を持つため、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の転職がどんどん厳しい状況になっていました。それは当然だと思います。もし私が採用担当者だったら、特別な理由がなければ採用を見送ります。
教育には時間がかかるので、企業にとってはリスクが高いです。試用期間を設け、その間に契約を取り消せる場合は少し安心できますが、新たな採用にもコストがかかるので、短期間で転職を繰り返す方は不利になることが多いです。
一方で、何度も転職している人には、ずっと同じ会社や業務に従事している人にはない強みもあります。それは、コロナのような大きな変化にも対応できる柔軟性です。知らない場所や人たちと、新しい仕事を始める経験は意外と大切なのかもしれません。
私は3年前に今の部署に異動しましたが、それまでの業務とは全く違う環境でした。同じ時期に異動した5人の中でも、私はストレスを感じることが少なかったと思います。異動は誰でも不安に感じますが、人生で何度も経験することです。現場責任者から管理本部への異動や、グループ会社への出向など、転職経験がある人はストレスに強くなります。
大切なポイントをお話しします。
ネガティブな経験をただネガティブだけにしないこと
です。
ネガティブな経験をポジティブに捉えるというわけではありません。むしろ、ネガティブな面があることをしっかり認識し、その悪条件を克服するためにどのようにすべきかを考えることが大切です。ただ、それだけで終わらず、「この経験を別の視点から捉えられないか?」と考えることも挑戦してみましょう。
もちろん、簡単なことではありません。私は最初のネガティブな経験から何年も経っています。それでも、状況によっては有利に働くこともあると、はっきりと認識できるようになりました。
これまでにたくさんの失敗を経験していますが、今後も過去の経験について詳しく書いていくこともあると思います。興味のある方は、ケーススタディとして楽しんでもらえると嬉しいです。それでは、また次回。